サムスン、Galaxy Watch9とUltra2を8月7日に国内発売
Galaxy Watch9とUltra2、8月7日発売

サムスン電子ジャパンは、スマートウォッチの最新モデルとして「Galaxy Watch9」およびプレミアムモデルの「Galaxy Watch Ultra2」を8月7日に日本国内で発売する。予約受付期間は7月23日9時から8月7日8時59分まで。直販サイトであるSamsungオンラインショップだけでなく、全国の主要な家電量販店や各ECサイトでも展開する。

価格とキャンペーン

直販サイトにおける販売価格は、モデルや通信方式、ケースサイズによって異なる。Galaxy Watch9のBluetoothモデル40mm版は6万7980円、同44mm版は7万3370円で販売する。LTEモデル40mm版は8万4480円、44mm版は8万9870円に設定している。一方、上位機種のGalaxy Watch Ultra2はLTEモデルのみを展開し、価格は13万7280円だ。

新製品の発売に合わせて、同社は大規模なプロモーションやキャンペーンを展開する。ウォッチの新製品本体とバンドを同時購入したユーザーに対して、ウォッチバンドが30%オフになるクーポン等も提供する。公式Webサイトから事前の登録を行い、対象期間中に新製品を購入したユーザー全員に直販サイトで使える30%オフクーポンをプレゼントする施策も用意している。

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Samsung Walletの拡大

さらに、同社が展開する決済サービス「Samsung Wallet」の日本国内向け対応サービスを2026年10月以降に大幅に拡大する。新たに、三菱UFJデビットやJCBグループが発行するカード、Kyash、楽天ペイ、d払い、Pontaポイント、ライアンエアー、タイ国際航空などを順次追加する。これに伴い、PayPayへの新規登録で最大1万円分のポイント還元や、JCBカードや三菱UFJデビットの利用でAmazonギフトカードを還元するなど、さまざまなキャンペーンを実施する。

実機展示イベント

7月23日から「Galaxy Harajuku」や「Galaxy Studio Osaka」に加えて、渋谷、新宿、池袋、川崎、名古屋、福岡などのヨドバシカメラ各店に常設している「Samsung Galaxy Studio」にて実機展示を開始する。8月上旬からは全国の主要都市7カ所に位置する計9拠点にて、アート作品を楽しみながら新製品を体験できる大規模なイベントを開催する。

発表を記念して公式YouTubeチャンネルや公式Xアカウントにて、視聴者限定の特典を設けたライブ配信を実施する。

Galaxy Watch9:体調悪化を未然に防ぐデバイスへ進化

Galaxyのスマートウォッチは、2013年に発売した「Gear」シリーズで日々の生活やアクティビティを計測することから始まり、長年ヘルスケアの未来を描くデバイスとして進化を遂げてきた。その後のシリーズではセンサー精度の向上による包括的なマネジメントや、AIによる健康データの分析、パーソナルヘルスコーチなどを実現してきた。

そして最新作であるGalaxy Watch9は、これまでの事後対処的な健康管理から、体調を崩す前に未然に防ぐデバイスへとコンセプトを変えた。

先代のアイコニックな円形デザインを踏襲しつつも、より使いやすく快適な装着感を追求している。新たに採用したバンドは中央部分が少しへこんだエアポケット構造を取り入れており、軽量化と同時に通気性を向上させた。これにより、24時間継続して装着しても手首に心地よいフィット感を持続する。

ハードウェアスペック

基本となるハードウェアのスペックも大幅に引き上げている。プロセッサには次世代の「Qualcomm Snapdragon Wear Elite」を採用し、スムーズな操作やアプリ起動を実現した上に、GPSの測位精度も大きく向上させた。メモリは2GB、ストレージは32GBを搭載している。40mmモデルの本体サイズは約40.4(幅)×42.7(高さ)×8.6(厚さ)mm、重さ31.5gを実現し、44mmモデルは約43.7(幅)×46.0(高さ)×8.6(厚さ)mm、重さ34.0gとなっている。

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ディスプレイには最大輝度3000ニトの有機ELを搭載し、40mmモデルは1.34型、44mmモデルは1.47型の画面サイズを採用した。本体の薄型化や軽量化を図りながらも、バッテリー容量は前作と比較して約20%大型化した。40mmモデルは300mAh、44mmモデルは425mAhのバッテリーを内蔵し、1日を通して各種健康データのトラッキングや機能を快適に利用できる。

4つの新たな健康指標

Galaxy Watch9は健康悪化を未然に防ぐというコンセプトを体現するため、4つの新たなヘルスケア指標を導入した。

1つ目の指標であるバイタルサインは、就寝時に計測する5つのファクターから身体の微妙な変化を察知する機能を持つ。7日間の就寝データを蓄積することで、平常と異なる身体の数値を検知し、体調不良の予兆を事前にユーザーへ通知する。

2つ目の心臓の健康スコアは、就寝時間や運動量などの情報から現在の心臓の状態を総合的に判断して点数化する。中長期的な健康状態を定量的に提示し、ユーザーが必要とする生活習慣のアドバイスをメッセージとして提供する。これまでのデバイスが今日どれだけ動けるかという短期的なエネルギー スコアを提示していたのに対し、より長期的な視点で健康管理を支援する。

3つ目の指標である1日の有酸素運動負荷は、過去7日分のアクティビティ記録をもとに、現在のトレーニング量がユーザーの運動量に対して適切かどうかをパーセンテージで表示する機能だ。過度なトレーニングによるけがを防ぐため、適切な休憩時間を算出してユーザーに提案する。

4つ目のフィットネス指数は、基礎体力機能をレーダーチャートで視覚化する指標だ。体組成と最大酸素摂取量、2日分のアクティビティ記録と歩数データを組み合わせることで、現在の身体の状態を点数化する。健康管理アプリ「Samsung Health」と連携し、ランニングやヨガなど自分が注力しているスポーツの目標値を重ねて表示できるため、柔軟性や体組成など何が不足しているのかを一目で確認できる。また、これらの情報をタブ形式で分かりやすく整理し、ユーザーの目標に合わせたトレーニング時間や内容を習慣ミッションとして提案する。

GoogleのAI機能「Gemini」とも深く統合している。新たに搭載した「上げて話す」機能により、本体のボタンを押したりウェイクワードを発したりすることなく、腕をサッと上げるだけで瞬時にAIが起動する。これにより、両手がふさがっている状況でもハンズフリーでタスクの指示やメッセージの確認をスムーズに行える。

Galaxy Watch Ultra2:大容量バッテリーと耐久性を両立

シリーズ最高峰のプレミアムモデルのGalaxy Watch Ultra2は、日常の利便性とヘルスケア機能、そして過酷な環境下でのアウトドア体験という3つの要素を包括的に統合した製品だ。ハードウェアの面では、スマートウォッチ史上最大クラスをうたう800mAhの大きなバッテリーを搭載。前作の初代モデルから約35%もの大型化を実現し、長時間の屋外活動でも充電切れの不安を取り除く。

プロセッサにはスタンダードモデルと同じく最新のQualcomm Snapdragon Wear Eliteを搭載しているが、処理能力を極限まで引き出しており、前作比でCPU性能が32%、GPU性能が19%向上している。メモリは2GB、ストレージは64GBの大容量を確保している。

タフな性能を備えながらも、デザインの質感と装着感の向上にも力を注いでいる。外装には航空宇宙産業などでも使用する耐久性の高いチタニウム素材を採用しつつ、本体の厚みを初代モデルと比較して12%薄型化した。さらにバンド部分も約1mm薄く設計することで、大型モデル特有のごつさを軽減し、男女問わず幅広いユーザーの手首に自然にフィットする。

本体サイズは約47.1(幅)×47.4(高さ)×10.7(厚さ)mm、重さ61.5gに抑えている。

本格的なアウトドア機能

Galaxy Watch Ultra2の最大の特長は、過酷な環境に挑むユーザーを強力にサポートする本格的なアウトドア体験の提供である。新たに搭載したトレイルラン機能は、山中などの起伏の激しい環境を走る過酷なスポーツにおいて真価を発揮する。

走行ルートや標高、勾配の状態をリアルタイムで正確にトラッキングするだけでなく、ユーザーの運動量から発汗量を自動的に算出し、リアルタイムで適切な水分補給のタイミングを通知する世界初の機能を備えている。これにより、長時間の過酷なレースやトレーニング中の脱水症状を未然に防ぐことを可能にする。

また、マリンスポーツ愛好家に向けたダイビング機能も今作から新たに搭載した。ユーザーが本体を装着したまま水中に潜ると、端末が自動的に入水を感知してウォーターロックをかけ、専用のダイビング画面へと切り替わる。潜水時間や現在の水深、そして水温をリアルタイムで正確にディスプレイへ表示し、安全な潜水をサポートする。浮上する際にも水深の減少を正確に追従し、水面に出ると計測を自動でストップする仕組みを採用している。

さらに、世界的なダイビング用品メーカーである「Mares」と共同開発した専用のダイビングコンピュータアプリをインストールできるため、本格的なダイビング機材と同等の情報を手元で確認できる。もちろん、プール遊びや海辺でのレジャーなど、日常的な水辺のアクティビティでも水温のチェックや滞在時間の確認に幅広く活用できる。最先端のハードウェアと各種センサーを駆使することで、ユーザーの限界に挑む活動をあらゆる角度から支援する完璧なパートナーとして完成している。

ユースケース

このように、今回発表した2つの新モデルはそれぞれ異なるニーズへ的確に応える設計を採用している。日常的な健康管理を根本から見直し、病気を未然に防ぐという予防的アプローチを強化したGalaxy Watch9は、幅広いユーザーの健康寿命をサポートする。

一方で、スマートウォッチの枠を超えた耐久性とプロフェッショナルな計測機能を凝り込んだGalaxy Watch Ultra2は、限界へ挑戦するアスリートやアウトドア愛好家の要求を満たす一台といえる。

なお、どちらのモデルも5G通信および衛星通信には非対応だ。これは、スマートウォッチの極小バッテリーで5G通信を行うと瞬時にバッテリーを消費してしまう点などを考慮した仕様といえる。また、衛星通信に必要なアンテナサイズと電波収集の感度を極小デバイスで確保することが物理的に困難であるという技術的な制約がある。