イラン、クウェート米軍基地に無人機攻撃 暫定合意崩壊
イラン、クウェート米軍基地に無人機攻撃 暫定合意崩壊

イラン軍は19日、過去1週間以上にわたり激化する米軍の攻撃への対抗措置として、クウェートにある米軍基地2か所を無人機で攻撃したと発表した。これにより、武力衝突終結を目指した暫定合意は事実上崩壊した。

攻撃の詳細と標的

発表によると、イラン軍はクウェートのウダイリ基地の弾薬庫と、アリアルサレム空軍基地のパトリオット・レーダーおよび航空監視システムを攻撃した。さらに、バーレーンにある米軍空軍基地や、ヨルダンのアルアズラク米軍基地にある燃料タンクも標的にしたと発表。ヨルダン軍は18日に10発のミサイル、その前日には少なくとも3発を撃墜したと明かした。ヨルダンに対する17日の攻撃では、米軍の兵士2人が死亡している。

クウェート政府の非難と住民の反応

クウェート政府は、イランが民間施設や重要インフラを標的にしたと非難。現地住民の間では緊迫感が高まっており、クウェート在住のハッサン・ラヤンさん(61)は「サプライチェーンへの影響を懸念し、今朝から水や缶詰の需要が急増している」と語った。

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イラン国内の被害

イラン国内の被害も判明しつつある。国営IRNA通信などによると、イラン南部のホルモズガーン州で米軍の攻撃により3人が死亡、8人が負傷したほか、フーゼスターン州でも過去10日間に8人が死亡した。また、米国が南部ボンジ村の発電施設や海水淡水化プラントを攻撃したため、複数の村で飲料水の供給が遮断されたという。

イランの強硬姿勢

イラン側は強硬姿勢を崩しておらず、最高指導者モジタバ・ハメネイ師の軍事上級顧問であるモフセン・レザイ少将は、米軍の空爆が続く場合、イランは「全面的な攻勢作戦」を再開すると警告。中央軍司令部のアリ・アブドラヒ・アリアバディ氏も19日、これ以上の米国の侵略には「決定的かつ壊滅的な対応」をとると国営テレビを通じて警告した。

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