東野圭吾さん死去、韓国社会の「共通言語」悼む ソウルの大型書店に特設コーナー
東野圭吾さん死去、韓国社会の「共通言語」悼む

ベストセラー作家の東野圭吾さんが先月下旬に死去したことを受け、ソウル中心部の大型書店・教保文庫は追悼の特設コーナーを設置した。同店は「名前そのものが一つのジャンルとなった作家」と東野さんを追悼している。

過去10年、ハン・ガンさんに次ぐ売れ行き

教保文庫によると、東野作品は過去10年間、ノーベル文学賞を受賞した韓国人作家ハン・ガンさんに次ぐ売れ行きだったという。

韓国紙の東京特派員を務める知人は、高校生の時に読んだ「白夜行」が日本文学を専攻するきっかけになったと振り返る。

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韓国で「共通の文化的体験」の象徴に

東亜日報のコラムは、文化消費が細分化する中で「共通の文化的体験が確かなものだった時代の終わりに東野がいた」と表現した。

急速な高度成長を遂げた韓国では、世代やコミュニティーの「断絶」はさらに激しい。過去への郷愁が、韓国社会の「共通言語」だった東野さんを悼む熱気を高めていると同紙は結んだ。

「長い放課後」と重ねる現代

東野さんのデビュー作「放課後」を締めくくった「長い放課後になりそうだ」という有名な一節がある。記憶や体験を共有する学生生活のような時代には戻れない現代もまた、「長い放課後」なのだろうか。

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