中国で農産物の生産・加工現場において、禁止された薬剤を使用するなど食の安全に関わる問題が相次いで明らかになっている。動画配信者の告発によって発覚した事例が多く、告発前に取り締まれなかった当局の対応を批判する声も上がっている。
9月中旬、中国のSNSに投稿された動画には、広東省の山中の加工場で複数の作業員がタケノコの殺菌作業をする様子が映っていた。傍らには「硫黄」と書かれた袋が置かれていた。動画を配信した男性の調査で、この加工場のタケノコから安全基準の数十倍の二酸化硫黄が検出された。
当局は「動画は事実」と認める
その後、地元当局は「動画は事実」と認め、公安当局が加工場の関係者から事情を聞いていると公表した。タケノコを漂白して見栄えをよくするために硫黄を使っていたという。
こうした事例を受け、中国の官製メディアは「職務怠慢者は責任を追及されなければ」とし、監督当局の対応を批判している。
今年発覚した主な問題
今年、中国で発覚した食の安全を巡る主な問題として、今回のタケノコの事例を含め複数のケースが報じられている。