アジア大会メダルケースは愛知県産ヒノキ製、豊田森林組合が製作
アジア大会メダルケースは愛知県産ヒノキ製

2026年に開催されるアジア・アジアパラ競技大会で、選手たちに贈られる木製メダルケースが、愛知県豊田市の豊田森林組合で製作されている。このケースは、同市など愛知県内で産出されたヒノキを使用しており、組合の川合寿人組合長(58)は「豊田は工業都市の印象が強いが、ケースを通じてアジア中に愛知県産材の魅力を広めたい」と意気込みを語る。

八角形デザインの由来と特徴

メダルケースのデザインは大会ごとに異なり、今大会では八角形が採用された。これは、末広がりの「八」にちなみ、「永続的な発展と繁栄」を表現している。また、茶道具などの貴重品を木箱に保管する日本の文化に由来するという。ケースは1本のヒノキから切り出したブロックを削り出して作られ、つなぎ目がないため強度が高いのが特徴だ。

豊田市の林業と組合の取り組み

トヨタ自動車の企業城下町として知られる豊田市だが、市域の約7割は森林で林業が盛ん。豊田森林組合は植林や伐採に加え、オーダーメイドの木工品も手がけており、培った加工技術を生かしてケースを製造する。アジアパラ大会と合わせて約6700個を生産する予定で、川合組合長は「アジア各国に地元の木を持ち帰ってもらえることにやりがいを感じる」と話している。

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