ボーナス100万円の運用で5年後に60万円以上の差が生まれるシミュレーション
ボーナス100万円運用で5年後に60万円以上の差

夏のボーナス100万円をどのように使うかで、5年後の家計に大きな差が生まれる可能性がある。実際に100万円を定期預金、個人向け国債、オルカン(全世界株式)、S&P500、高配当株などで運用した場合、最終的な資産額には60万円以上の開きが生じる結果となった。

代表的な運用方法の特徴

ボーナスの使い道として、消費以外では定期預金、投資信託(NISA、iDeCo)、個人向け国債、高配当株、住宅ローンの繰り上げ返済などが考えられる。積極的に資産を増やしたい場合はNISAやiDeCo、高配当株が選択肢となる一方、元本割れリスクを避けたい場合は定期預金や個人向け国債が適している。それぞれ期待できるリターンやリスクは異なるため、自身のライフプランや資金の使い道を踏まえて選ぶことが重要だ。

5年後のシミュレーション結果

手取り100万円を運用するケースを想定し、所得税や社会保険料は差し引かれているものとする。

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定期預金

比較的高金利のネット銀行で年1%(税引後年0.7978%)で5年間預けた場合、複利で運用すると5年後の預金残高は約103万9,865円、受け取れる利息は税引後で約3万9,865円となる。元本割れの心配がない点がメリットだ。

バランスファンド

NISAでバランスファンドを購入し、年3%のリターンが続いたと仮定すると、5年後の資産額は約115万9,274円、利益は約15万9,000円となる。値動きを抑えながら資産形成を目指す人に向いている。

オルカン(全世界株式)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を過去10年の運用実績を参考に年8%で運用できたと仮定すると、100万円は5年後に約146万9,328円、利益は約46万9,000円となる。定期預金と比べ大きな差が生まれる。

S&P500

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を過去10年間の平均的なリターンである年11%で運用できた場合、100万円は5年後に約168万5,058円、利益は約68万5,000円となり、今回の選択肢の中では最も高いリターンとなった。ただし、実際の運用成績は市場環境によって変動するため、将来の利益を保証するものではない。

個人向け国債

固定5年型の個人向け国債(第182回、適用金利年1.89%)を購入した場合、5年間の利息合計は税引後で約7万5,300円、満期時の受取総額は約107万5,300円となる。日本政府が元本と利子の支払いを保証しているため、安全性を重視する人に選ばれている。

高配当株

NISAの成長投資枠で配当利回り4%の銘柄に投資し、配当金を再投資したと仮定すると、5年後の資産額は約121万6,653円、利益は約21万6,000円となる。定期的な配当収入を得ながら資産形成を進められるが、減配や無配のリスクがあり、株価の値上がり益は考慮していない。

住宅ローンの繰り上げ返済

借入額2,500万円、返済期間35年、固定金利2.5%の住宅ローンで、借り入れから3年後に100万円を返済額軽減型の繰り上げ返済に充てた場合、将来支払う利息を約45万3,924円削減できる。確実に支出を減らす効果があるが、手元資金が減るため生活防衛資金を確保した上で判断する必要がある。

まとめ

ボーナスの使い道によって5年後に大きく差がつくことが分かる。例えば定期預金とS&P500では60万円以上の差が生まれる。ただし、投資は利益が保証されておらず、損失リスクを常に理解しておく必要がある。住宅ローンの繰り上げ返済も効果的だが、すべてを返済に充てると現金が残らないため、複数の方法を併用することも検討すべきだ。

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