長崎県産品の豪州輸出支援、元美容室経営者が起業
長崎県産品の豪州輸出支援、元美容室経営者が起業

長崎県産品のオーストラリア輸出を民間の立場から支援する取り組みが進んでいる。主導するのは、長崎市出身で豪州在住の新宮陵照さん(47)。15日からは豪州で開かれるイベントへの出店に携わり、商談会も行う。

美容室経営から輸出支援へ

新宮さんが豪州に移住したのは2023年5月。それまでは長崎市で美容室を経営していたが、コロナ禍で売り上げが激減した。「海外で苦難を乗り越える力をつけたい」と海を渡り、豪州北東部のケアンズに移った。

現地で生活する中、抹茶などの日本食や日本文化の人気の高さを感じたが、スーパーで県産の飲食品を見かけることはほとんどなかった。「豪州への輸出が長崎を盛り上げるきっかけになるのではないか」と考え、輸出支援の事業を始めた。

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中小企業向けの小規模輸出

新宮さんが代表を務める「Actible NAGASAKI」は、豪州輸出に必要な手続きや販路拡大などをサポートする。段ボール1箱分からの小規模の輸出に対応し、中小企業でも取り組みやすいようにしたのが特徴だ。

豪州では生態系や農業保護のための規制が厳しく、日本から食品などを輸出する場合は検疫に時間がかかったり、税関で差し止められたりするケースがある。大規模な輸出には設備投資が必要なこともあり、長崎商工会議所によると、県内企業の豪州輸出は珍しいという。

新宮さんは「地方の企業でも、海外輸出で売り上げを増やせるということを示したい」と話す。

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