「同年代なのに、なぜか若く見える男性がいる」――その差は、生まれつきではなく日々の習慣にあるのかもしれません。ゴリラクリニックによる連載「男のアンチエイジング」第4回では、ゴリラクリニック銀座ANNEX院の院長・太田博之医師に、肌がきれいな男性に共通する生活習慣や、肌老化を進める最大の原因、男性が陥りがちなスキンケアの落とし穴について聞きました。
肌がきれいな男性に共通する生活習慣
肌がきれいな男性に共通しているのは、日頃のメンテナンスをしっかり行っていることです。スキンケアや紫外線対策を習慣化しているほか、十分な睡眠時間を確保し、脂質の多い食事を控えるなど、健康的な生活を送っている方が多い傾向があります。
肌は「人体最大の臓器」ともいわれるため、こうしたヘルシーな生活習慣は健康維持だけでなく、肌の状態にも良い影響を与えると考えてよいでしょう。
男性は女性より肌が老けやすい?
男性は女性よりスキンケア意識が低い印象がありますが、実際に肌年齢の差は出るのでしょうか。そもそも男性と女性では、美容やスキンケアに対する意識に違いがありますが、生理学的な面でも肌質には差があります。男性は女性に比べて男性ホルモンの分泌量が多く、その影響で毛穴が目立ちやすく、肌のキメも粗くなりやすい傾向があります。そのため、肌年齢にも差が生じやすいと考えられます。
さらに、一般的に男性は女性ほどスキンケアの習慣が定着していないケースが多いため、日々のケアの差も肌状態の違いとして現れやすくなります。つまり、健やかな肌を維持するためには、男性こそスキンケアへの意識を高め、継続的にケアを行うことが重要だといえるでしょう。
肌老化を加速させる最大の原因とは
肌老化を進める最大の要因の一つは、紫外線だと考えられています。紫外線によってシミができることは広く知られていますが、その影響はそれだけではありません。紫外線は肌のバリア機能を低下させるほか、肌のハリを支えるコラーゲンを減少させるため、シワやたるみを引き起こしやすくなります。
若いうちは肌の再生力や代謝が活発なため、紫外線によるダメージを実感しにくいかもしれません。しかし、加齢とともに肌の回復力は低下するため、これまで蓄積してきたダメージが表面化し、シミやたるみなどの形で現れてくる方も少なくありません。
「オールインワンだけ」は要注意
男性に多い“間違ったスキンケア”があれば教えてください。スキンケアについて学び、実践しようとしている時点で、その意識はとても素晴らしいと思います。そのうえで、男性に多く見られるスキンケアの誤解の一つが、「オールインワンだけで済ませてしまうこと」です。
もちろん、何もケアをしないよりは良いのですが、肌を健やかな状態に保つためには、水分を補給したうえで、その水分が逃げないよう油分でフタをすることが重要です。オールインワン化粧品は手軽で便利な反面、肌の状態によっては水分や油分が十分に補えない部分が生じることもあります。そのため、より丁寧なケアを目指すのであれば、化粧水でしっかりと水分を補給し、その後に乳液やクリームで保湿するなど、役割を分けて使用することをおすすめします。
太田博之 プロフィール
開成中学・高校卒業。昭和大学医学部を卒業後、昭和大学横浜市北部病院にて研修。研修終了後、昭和大学眼科学講座に入局。美容医療に携わりたいという思いからゴリラクリニックに入職。同院の新宿本院院長に就任を経て2023年3月16日、銀座一丁目の『ゴリラクリニック 銀座ANNEX院』(旧『SILVER FOX by GORILLA CLINIC』)院長に就任、現在に至る。私生活では一男二女の父。仕事も家事も育児も全力で!がモットー。趣味はワインコレクト。



