成長中のベビーブランド「ケラッタ」は、長野県発のベビー・マタニティブランドとして、グッドデザイン賞を受賞した「涼しいベビーカーシート」などのヒット商品を生み出している。同社のCEOである下村祐貴子氏は、P&GジャパンやFacebook Japan(現Meta)での経験を活かし、お客様の声を起点とした独自のものづくりを推進している。
お客様に寄り添うという軸
下村氏は2022年にケラッタのCEOに就任した。P&Gでは「Consumer is boss(生活者こそがボス)」の考え方のもと、実際の家庭を訪問して製品の使用状況を聞く「Home Visit」を実施。Facebookではテクノロジーの可能性と責任に向き合い、多面的な視点を培った。これらの経験を活かし、ケラッタではお客様の声を起点とする習慣を重視している。
低評価レビュー全社員通知の改善サイクル
ケラッタでは、低評価のレビューを全社員に通知する「見回り会議」を定期的に開催している。この会議では、ユーザーからの否定的なフィードバックを組織全体で共有し、改善点を迅速に特定。下村氏は「お客様の声に誠実に向き合うことが、ブランド価値の向上につながる」と語る。この取り組みにより、製品の品質向上と顧客満足度の向上を実現している。
雪国の日常から生まれたアイデア
ケラッタの製品は、長野県の雪国ならではの生活体験から生まれたアイデアが多い。例えば、涼しいベビーカーシートは、夏場の暑さ対策として開発された。グッドデザイン賞を受賞した「ヒップシート」と「ベビーカーファンシート」は、子育て世代のニーズを捉えた製品として高い評価を得ている。
誠実さがこれからのブランド価値になる
下村氏は、「お客様に寄り添う」という軸を貫くことで、ブランドの信頼性を高めている。外資系企業での経験を地方発のベビーブランドに活かし、ユーザーの声を製品開発に反映するサイクルを確立。これにより、競争の激しいベビー用品市場で着実に成長を遂げている。



