ことでん、営業収益が民事再生法適用後最高に
高松琴平電気鉄道(ことでん)は2026年3月期決算を発表し、営業収益(売上高)が38億9200万円に達した。これは2001年に民事再生法の適用を申請した後で最高の水準となる。最終利益は4億2100万円で、3年連続の黒字を達成した。
鉄道収入好調、定期外利用が牽引
運輸収入と広告収入を含む鉄道収入は31億2800万円。高松市サンポート地区に2025年2月に開業した県立アリーナでのイベントやコンサート、さらに瀬戸内国際芸術祭、全国高校総合文化祭、かがわマラソンなどの効果で定期外の利用が好調だった。定期外の輸送人員は593万9000人、運輸収入は16億1900万円で、いずれも前年度比7%増加した。
定期利用も堅調で、徳島文理大高松駅キャンパスの開業などにより、輸送人員は909万1000人、運輸収入は13億9000万円と、それぞれ2~3%増加した。
経常利益は減、人件費増加が影響
一方で、物価高や人材確保に伴う人件費の増加により、経常利益は前年度比3600万円減の3億5700万円となった。植田俊也社長は「収入は上がってきているが、経費が上昇し、実態は非常に厳しい」と述べている。
10月に平均14.5%の運賃値上げを予定
こうした状況に対応するため、ことでんは2026年10月に平均14.5%の運賃値上げを予定している。



