「趣味は1つで十分」では、ビジネスにおいても成長しないかもしれない――。『非学歴エリート』の著者である安井元康氏が、40歳以降のビジネスパーソンに向けて、趣味の重要性を説く。前回の連載では「もっと遊ぶべき」と述べたが、今回は具体的な趣味の持ち方について自身の例を交えて紹介する。
「長期的で継続性のある趣味」と「短期的な探求としての趣味」
安井氏によれば、趣味や遊びは大きく2つに分類される。1つは仕事以外で注力できる長期的で継続性のある趣味。もう1つは毎年新たなことに挑戦する短期的な探求としての趣味だ。前者は一般的に「趣味は何ですか?」と聞かれて答えるような対象で、長年にわたり楽しむもの。後者は、知的好奇心を保ち行動のワンパターン化を防ぐために、40歳を過ぎてから意図的に始めたもので、オペラやチェスなどが対象となっている。後者では深掘りせず、知らないことを知り興味が続けば続けるという緩い感覚で取り組む。
複数の趣味ポートフォリオを持とう
「天候・体調・スケジュールに左右されない趣味の持ち方」として、安井氏は複数の趣味を持つことの重要性を強調する。例えば、アウトドア系の趣味は天候に左右されやすいが、インドアの趣味を併せ持つことで、どんな状況でも楽しめる。また、体調が優れない日には軽い趣味、元気な日にはアクティブな趣味と、使い分けることで継続しやすくなる。
中高年のビジネスパーソンにおすすめ「料理とワイン」
安井氏は特に中高年のビジネスパーソンに「料理とワイン」を推奨する。料理は創造性を刺激し、ワインは知識を深めることで会話の幅が広がる。また、人を招いて振る舞うことで人間関係の構築にも役立つ。趣味を通じて得た知識や経験は、仕事上のコミュニケーションにも好影響を与えるという。
まずは「何となく興味があるな」と思ったものに触れてみよう
「趣味をどうやって見つければいいか分からない」という人には、まず「何となく興味があるな」と思ったものに触れてみることを勧める。実際に体験してみないと自分に合うかどうかは分からない。小さな一歩から始めることで、新しい世界が広がる可能性がある。安井氏は「デキる人は趣味を数多く持っている」と断言する。



