AIエンジニアの平均年収が1200万円を超え、全職種平均の約2.5倍に達していることが、人材サービス大手の調査で明らかになった。需要の急増に対し、供給が追いつかず、企業間で人材獲得競争が激化している。
年収上昇の背景
調査によると、AIエンジニアの平均年収は前年比15%増の1210万円。特に深層学習や自然言語処理の専門家は1500万円を超えるケースも多い。背景には、DX推進や生成AIの普及で、AI人材の需要が急拡大していることがある。
一方、国内のAIエンジニアは約10万人と推定され、必要とされる30万人に遠く及ばない。この需給ギャップが年収を押し上げている。
企業の対応
大手IT企業だけでなく、製造業や金融業もAI人材の獲得に乗り出している。あるメーカーの人事担当者は「優秀な人材を確保するために、年収を500万円上乗せした」と語る。また、リモートワークやストックオプションなど、柔軟な働き方やインセンティブを導入する企業も増えている。
今後の見通し
専門家は「AI人材の不足は今後5年は続く」と予測し、年収上昇はさらに加速する可能性がある。一方で、スキルの陳腐化が早いため、継続的な学習が不可欠だという。



