電機が復調、自動車は失速 2大産業の潮目変わった背景とは
電機が復調、自動車は失速 2大産業の潮目変わった背景

日本を代表する2大産業の明暗が分かれている。長く業績低迷に苦しんだ「電機」が復調しているのに対し、けん引役だった「自動車」は失速気味だ。潮目が変わった背景に、何があるのか。

NECの「目玉」はAI社員だけの部署

千葉市の幕張メッセは連日、企業関係者らでにぎわっている。電機関連の先端技術を紹介する展示会「CEATEC(シーテック)」のほか、自動車産業の展示会「ジャパンモビリティショー・ビズウィーク」が16日まで開催中で、大手メーカーやベンチャー企業など計1千以上の企業・団体が出展している。

元々最新家電の見本市だったシーテックは、2010年代の半ばから様変わりしている。家電で中国、韓国、台湾勢との競争に敗れた日本の電機大手は、IT(情報技術)サービスなどソフトウェアの領域を重視するようになったからだ。

業態変更で復調する電機大手

業態変更を進めたことで電機大手は復調しつつある。一方、自動車産業は世界的なEV(電気自動車)シフトや新興メーカーの台頭で苦戦を強いられている。

展示会では、NECが「AI社員」の稼働状況をモニターで確認できる展示を行っている。シーテックでのNECの展示は、2026年10月13日に千葉市の幕張メッセで撮影された。

2大産業の潮目はどう変わったか

電機と自動車の明暗が分かれた背景には、産業構造の変化がある。電機はソフトウェア中心のビジネスモデルへの転換に成功した一方、自動車は従来のハードウェア中心のモデルからの脱却が課題となっている。

今回の展示会は、両産業の現在地を映し出す場となっている。今後の動向が注目される。