ビール大手4社の2026年6月中間連結決算が14日、出そろった。アサヒグループホールディングスとキリンホールディングス、サッポロビールの3社が増益となった一方、サントリーホールディングスは米国の酒類事業不振で減益となった。
アサヒはサイバー攻撃の影響残るも増益
アサヒの純利益は前年同期比68.8%増の991億円だった。アサヒビールの博多工場(福岡市)の土地売却益を計上したことが全体を押し上げた。一方、サイバー攻撃によるシステム障害の影響が残った日本・東アジアは振るわなかった。
キリンは高価格帯ビールと医薬事業が好調
キリンの純利益は約1.9倍の1017億円。高価格帯ビール「グッドエール」や酎ハイ「氷結」が好調で、医薬事業も伸びた。
サッポロは不動産売却益で大幅増益
サッポロの純利益は不動産事業の売却益が寄与して約165倍の2954億円となった。
サントリーは米国不振とコスト高で減益
サントリーの純利益は19.2%減の481億円だった。中東情勢悪化による包装材や物流費の高騰が利益を押し下げたほか、ウイスキーなどを展開する米国では物価高による消費低迷で酒類販売が落ち込んだ。



