日銀が13日発表した7月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は、前年同月比7.2%上昇の135.8だった。6月の7.3%から伸び率は5カ月ぶりに縮小したものの、2カ月連続で7%台の高水準が続いている。
石油・石炭製品は伸び率低下、電力・都市ガスは上昇
中東情勢の悪化で値上がりしていたナフサなどの石油・石炭製品は伸び率が下がった。これは6月に原油価格が下落したことを反映したものだ。一方、事業用電力は燃料費の変動を電気料金に遅れて転嫁する「燃料費調整制度」によって値上がりした。
日銀は物価高の波及を警戒、9月会合で利上げ判断へ
企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示し、家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標とされる。日銀は物価高が原油価格にとどまらず、幅広く波及することを警戒している。
物価動向を見極め、9月17、18日に開く金融政策決定会合で利上げの可否を判断する構えだ。日銀の担当者は「7月だけの動きであり、高い水準であることに変わりはない」としている。



