政府・日銀が円買い・ドル売り介入、5円急伸し一時157円台後半 決定会合前の実施も再び160円台後半に
政府・日銀が円買い・ドル売り介入、5円急伸し一時157円台後半 決定会合前の実施も再び160円台後半に

政府・日銀が30日の外国為替市場で、円買い・ドル売りの為替介入を実施した。政府関係者への取材でわかった。30日のニューヨーク市場で円相場は1ドル=163円前後で取引されていたが、5円ほど円が急伸。一時、2か月ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=157円台後半をつけた。

31日午前の東京外国為替市場では1ドル=160円台後半と、円が売られてドルが買い戻されている。

米当局が「レートチェック」

市場関係者によると、米通貨当局は30日、市場参加者に水準を尋ねる「レートチェック」を実施した。為替介入の前段階とされ、今年1月にも行われていた。

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ロイター通信によると、ベッセント米財務長官は30日、米メディアに対し、日本側が為替介入を行った可能性を示唆した上で、「円は非常に過小評価されているように思う」と述べた。

決定会合前の意表をつく実施

財務省の三村淳財務官は31日朝、記者団の取材に「米当局からは、単なる精神的支援を超える支援を得ていると認識している」と明かした。

日米の金利差や中東情勢の悪化を受け、市場では円安・ドル高が進みやすい状況が続く。政府・日銀は、1ドル=160円台後半をつけた4月30日に1年9か月ぶりの円買い・ドル売り介入を実施。4月28日~5月27日の月間ベースでの介入規模は過去最大の総額11兆7000億円に上った。

日銀は30~31日に金融政策決定会合を開いている。市場では介入は決定会合後との見方が多かったが、今回は意表をつくタイミングでの実施となった。

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