50代の女性パート従業員から、新しい同僚を巡る職場の人間関係についての相談が寄せられた。これまで良好だったパート仲間との関係が、新しいパートの残業をきっかけに悪化し、職場の雰囲気がギスギスしているという。お悩みアドバイザーの山崎ケイさんが、具体的な対処法を提案した。
相談内容:新しいパートの残業が原因で悪口に発展
相談者(ハンドルネーム:バナナ)は50代の女性で、パートで働いている。職場のパート仲間とは良好な関係で、一緒にランチをしたり立ち話をする間柄だ。そこに新しいパートが入社してきた。あいさつもきちんとしてくれる感じのよい人だが、毎日残業をしている。他のパートは残業しないように気をつけているが、そのパートだけ業務内容が異なるため、残業が許されているようだ。
相談者と仲の良いパートたちはそれを快く思わず、先日ランチの際に彼女の悪口に発展した。相談者は悪口が言いたいわけではなく、反論もせず曖昧にうなずいていた。しかし、その悪口が彼女の耳に入ったらしく、目が合うとにらまれるようになった。職場の雰囲気も悪化している。
相談者は彼女の残業について特に気にしていないが、もし彼女の肩を持てば、今度はランチ仲間の矛先が自分に向くのではないかと心配している。「みんな仲のよかった職場に戻るために、私にできることはありますか?」と相談している。
山崎ケイさんのアドバイス:草の根活動で空気を変える
山崎ケイさんは、パートさんたちが今まで残業しないように努力して積み上げてきたものが壊されるような感覚があるのではないかと推測する。一方で、新しい方の立場に立てば、新しい職場はストレスを感じるだろうし、職務を果たしているだけで悪口を言われるのはとてもつらいと指摘する。相談者も罪悪感のようなものを感じているのではないかと述べた。
上司の力を借りる方法もあるが、相談者が穏便に進めたいと思っていると感じたため、草の根活動的な動きを提案する。例えば、もしまた悪口っぽくなった時には、「あの人が悪いわけではないって、わかってはいるんですけどね(笑)」などと相づちを打つと、そういった方向の空気感が少し場に出てきそうだとアドバイスする。本当にそう思っていればだが、「私、彼女と業務内容を変われって言われたら嫌ですし。正直残業しないで早く帰りたいし」みたいな、悪口でもなく彼女の肩を持つでもなく、皆さんが思っていそうなことを言えたらよりよいと述べた。
コミュニケーションを増やし、共通の敵を作る
さらに、新しい方と皆さんとのコミュニケーションを少しずつ増やしていくことを提案する。例えば、以前からの職場への不満は一つ二つはあるはずなので、職場を共通の敵にさせてもらって、新しい方とも一緒に「このルール、変ですよね」みたいな話をするのがよいという。
他には、懐かしい駄菓子や、少し食べにくい信玄餅など、一緒に食べることで盛り上がりそうな差し入れをするのもよいとアドバイスする。そのお菓子のトリビア的な情報をつけて、「こうやったら食べやすいらしいですよ」みたいな感じで、みんな「へー!」と一体感が出ればいいと述べた。
最後に、相談者と同じように仲のよい職場に戻したい人が多いとよいが、共通の敵がいると団結力が高まってしまうこともあると注意を促す。「色々と難しいこともあるかと思いますが、よくない形が固まりきってしまう前に、少しずつ空気を変えていけるといいのかなと思います」と締めくくった。



