米国を拠点とする防衛新興企業「コベナント」は9日、低コストで量産可能なミサイル生産のため、テキサス州ダラスに工場を開設したと発表した。対イラン軍事作戦やロシアによるウクライナ侵略に伴い、米欧など西側諸国で生じた兵器消耗に対応する狙いがあるという。同社にはシリコンバレーの著名投資家ピーター・ティール氏の投資会社が出資している。
新型ミサイル「アンセム」の生産計画
この工場で生産する新型ミサイル「アンセム」は、200キロ・グラム超の弾頭を搭載できる地上発射型巡航ミサイル。工場は約9800平方メートルの広さで、2027年に量産を開始し、28年に年間5000発の生産を目指す。ドイツとイスラエルにも生産拠点を設け、三つの拠点で年間1万2000発が生産目標という。
大量生産の重要性を強調
発表によると、同社のマイケル・カウフマン最高経営責任者(CEO)は「兵器の備蓄が尽きれば、抑止力も低下する」と述べ、大量生産の重要性を強調した。



