ソニーグループは、犬型ペットロボット「aibo(アイボ)」の機能拡大を目指し、東京大学と米カリフォルニア大学バークレー校に研究用試作機と開発ツールを貸し出すと発表した。同社はアイボの国内販売を終了する一方、次世代機の開発は継続する方針を明確にしており、大学との連携を通じて得られた研究結果を将来的な製品開発に活用する考えだ。
大学連携でフィードバックを得て社会実装へ
ソニーグループは、大学との連携によって開発に対するフィードバックを収集しながら、将来的な製品開発やロボットの社会実装に向けた取り組みを加速させる。また、フィジカルAI(人工知能)の応用研究にも貢献していくとしている。今回の貸し出しは、研究用試作機と開発ツール一式を提供し、大学側の研究成果を製品化に結びつける狙いがある。
アイボの歴史:1999年の発売から販売終了まで
アイボは1999年に初代「AIBO」として発売され、その後2006年にいったん生産を終了した。2018年には新型モデルの販売を再開したが、ソニーグループは2026年6月、現在販売中のモデルの国内販売を終了すると発表していた。今回の研究用試作機の貸し出しは、販売終了後もロボット技術の進化を続ける姿勢を示すものだ。
ソニーグループは、研究結果を次世代機の開発に反映させることで、ペットロボット市場での競争力を維持したい考え。大学との協力関係を強化し、ロボット技術の革新を目指す。



