損害保険大手のSOMPOホールディングスは、海外事業の拡大を加速させている。サイバー攻撃に備える専門保険に強みを持つ米国の損害保険会社を、約5200億円で買収した。また、サッカー漫画「キャプテン翼」のブランド力も活用し、海外での認知度向上を図る。
保険文化は国内外で違いがあるが、どのように向き合っていくのか。奥村幹夫社長に聞いた。
「キャプテン翼」でグループビジョンを体現
――7月に「キャプテン翼」を社内外で活用する「グローバルパートナーシップ契約」を結びました。
「会社と社員が無限の可能性にチャレンジして解き放つタイミングだと思い、新しくグループのビジョンを掲げました。『キャプテン翼』はこれを体現する作品です。SOMPOの本格的な海外展開から10年も経っていない中、特に(作品の)知名度が高い欧州、アジア、南米ではブランドを活用して認知度を飛躍的に高められると考えました」
海外事業で意識していること
――海外事業で意識していることは。
「サイバー保険や海上保険の事業では、世界各地の(リスクを分析し、保険料を決める)『アンダーライター』たちが互いに潮流やリスクを学び合うことです。この文化自体は欧米の方が進んでいます」
「自動車保険のレート(料率)についても、地域ごとの特性を踏まえた対応が必要です。海外事業を拡大する上で、現地の保険文化を理解し、適応することが重要だと考えています」



