パワーエックス、受注残高積み上げ26年黒字化へ AIデータセンター向け蓄電池を新エンジンに
パワーエックス、26年黒字化へ AIデータセンター向け蓄電池を成長エンジンに

パワーエックス、受注残高積み上げ26年黒字化へ

蓄電システムを手がけるベンチャー企業パワーエックスが、2026年の黒字化を目指して受注残高を積み上げている。同社は2021年に創業し、2025年12月に東証グロース市場に上場。株価は蓄電池ブームを背景に上昇し、一時は上場時比で10倍超に高騰した(6月16日時点では約6倍、株式分割考慮)。成長期待の高い銘柄として市場の注目を集めている。

国内市場で中国勢と張り合う

パワーエックスの事業の柱は大型蓄電システムだ。主に電力系統用やメガソーラー(大規模太陽光発電所)併設型として採用されている。電力系統用については、需給調整市場という新たな市場が開設されたことが追い風となり、同市場で調整力を提供するビジネスが活発化。大型蓄電システムの受注が活況を呈している。

もう一つの柱であるメガソーラー併設型は、太陽光発電の急速な導入に伴い昼間の電力余剰が発生し、出力抑制が増えている状況で需要が拡大。余剰電力を蓄電池にため、電力価格の高い夕方から夜間に放電して収益を得る運用が広がっている。

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北海道新工場で増産へ

同社は北海道苫小牧市で新工場を計画しており、生産能力増強を急いでいる。新工場ではAIデータセンター向け蓄電池を新たな成長エンジンとして位置づけ、需要増に対応する。AIデータセンターは大量の電力を消費するため、安定供給とコスト削減の観点から蓄電池の需要が高まっている。

パワーエックスは国内市場で中国勢と競合しているが、品質とアフターサービスで差別化を図る。受注残高の積み上げにより、2026年の黒字化達成を目指す。

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