中国、北方領土でロシア寄り立場 外務省「第2次大戦の成果尊重を」
中国、北方領土でロシア寄り 外務省が談話発表

中国外務省は14日、ロシアのプーチン大統領による北方領土・択捉島訪問に関連し、「世界反ファシズム戦争(第2次大戦)勝利の成果は適切に尊重、順守されるべきだ」とする報道官談話を発表した。ロシアは第2次大戦の結果として南クリール諸島(北方領土)がロシアに帰属したと主張しており、中国はこれに沿う形でロシア寄りの立場を示した。

談話の内容と背景

談話はロシア領と明言していないものの、日本に対し「戦後の国際秩序を守るよう」求めた。中国は従来、北方領土問題で表向きは中立的立場を取ってきたが、今回の談話でロシア側に寄った姿勢を鮮明にした。

中露の連携強化

中国とロシアは近年、空軍による爆撃機の日本周辺飛行や海軍艦艇による太平洋での「合同パトロール」を行うなど、対日圧力で共闘している。また、在日本中国大使館はプーチン氏が択捉島を訪れた13日、呉江浩駐日大使とロシアのノズドレフ駐日大使の共同文書を発表。北方領土には言及しなかったものの、「中露は第2次大戦の勝利の成果を歪曲(わいきょく)、否定する行為に断固反対する」と強調し、歴史問題で足並みをそろえて対日圧力をかける姿勢を明確にした。

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