「オーケー社長」の息子が語る、創業家だからこそできた挑戦と決断
「オーケー社長」の息子が語る、創業家の挑戦

「オーケー社長」の息子が明かす、創業家のDNA

ディスカウントスーパー「オーケー」の創業家である二木家。その次男で、現在は新業態「オーケーストア」の責任者を務める二木英徳氏が、父であり創業者の二木春雄氏(現・会長)の経営哲学や、自身の挑戦について語った。

二木英徳氏は、1978年生まれの46歳。大学卒業後、外資系コンサルティング会社を経て、2005年にオーケーに入社。その後、店長や商品本部長などを歴任し、2023年4月から新業態「オーケーストア」の責任者を務めている。

「父は『お客様第一』を徹底していました。そのためには、自ら現場に立ち、従業員と一緒に汗を流すことを厭わなかった。まさに『オーケー社長』の異名通り、社員からもお客様からも親しまれる経営者でした」と二木英徳氏は振り返る。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

創業家だからこそできた、新業態への挑戦

二木英徳氏が責任者を務める「オーケーストア」は、従来のオーケーよりも小型で、都市部や駅前などに出店しやすいフォーマット。2023年4月に1号店を東京・世田谷区にオープンし、現在は都内に5店舗を展開している。

「オーケーストアは、創業家だからこそ挑戦できた新業態です。上場企業であれば、株主から短期的な収益を求められ、なかなかリスクを取れない。しかし、創業家が経営する非上場企業だからこそ、長期的な視点で新しいことに挑戦できるのです」と二木英徳氏は語る。

実際、オーケーは非上場企業であり、創業家である二木家が株式の過半数を保有している。そのため、上場企業のような短期的な業績プレッシャーがなく、中長期的な視点で経営判断ができるという強みがある。

父から受け継ぐ「お客様第一」の精神

二木英徳氏は、父から受け継いだ経営哲学について、「『お客様第一』はもちろん、『従業員を大切にする』という考え方も強く受け継いでいます。父はよく『従業員が幸せでなければ、お客様を幸せにできない』と言っていました」と語る。

オーケーでは、従業員の待遇改善にも力を入れており、2023年にはベースアップを実施。また、パート・アルバイトの時給も業界平均より高い水準を維持している。

「父は『お客様に喜んでもらうことが、結局は会社の成長につながる』と常々言っていました。その考え方は、今のオーケーストアにもしっかりと受け継がれています」と二木英徳氏は強調する。

今後の展望: オーケーストアの拡大と、オーケーの進化

二木英徳氏は、今後のオーケーストアの展開について、「2025年までに都内で10店舗を目指します。その後は、首都圏の主要駅前などにも出店を検討していきたい」と語る。

また、オーケー本体についても、「既存店の改装や、新たなサービスの導入など、常に進化し続けていきます。創業家として、お客様に愛される企業であり続けるために、挑戦を続けていきます」と意気込みを語った。

オーケーは、2023年8月期の売上高が約3300億円、経常利益が約120億円と、堅調な業績を維持している。創業家のリーダーシップのもと、今後も独自の経営哲学を貫きながら、成長を続けていくことが期待される。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ