福岡市は2040年まで人口が増え続けると推計されており、2018年から2024年まで7年連続で開業率が全国トップを記録している。この背景には、2012年に高島宗一郎市長が打ち出した「スタートアップ都市ふくおか宣言」に基づく税制優遇やスタートアップ支援拠点の整備がある。しかし、それだけではない。この街には特有の「磁力」が存在する。
海外にも及ぶ福岡の「磁力」
福岡市中心部、天神からほど近いガラス張りの25階建てビルの16階では、外国人エンジニアらがパソコンと向き合っている。ここは九州特化型ファンドの拠点であり、海外スタートアップも集まる場所だ。
九州特化型ファンドの役割
東京との「感覚差」を武器に、九州特化型ファンドは地域密着の投資を行い、地元企業と海外スタートアップの橋渡しをしている。このファンドは、福岡の持つ柔軟なビジネス環境と、東京にはないアットホームなネットワークを活用している。
東京との“感覚差”が武器に
福岡では、意思決定の速さや人との距離の近さがビジネスに好影響を与えている。東京では得られないスピード感と、行政の手厚いサポートが、スタートアップにとって大きな魅力となっている。
さらに、福岡市は2028年度までに時価総額100億円の企業を10社創出する目標を掲げており、そのための施策を積極的に展開している。人口増加と開業率の高さは、この街の持続的な成長を示す指標であり、今後も国内外から人材と資本を引き寄せることが期待される。



