日産自動車は8日、中国の工場で生産するピックアップトラック「フロンティア プロ」を今月メキシコ市場に投入すると発表した。中国生産車の輸出は初めてとなる。販売不振が続く中国工場の稼働率向上を目指し、輸出を増やす方針だ。
中国工場の稼働率向上が狙い
「フロンティア プロ」の設計、開発、生産は、中国の合弁会社「鄭州日産」が担っている。11月にはフィリピンでも販売し、年末までに中東・中南米市場へ投入する計画だ。
2027年には「ナバラ プロ」としてオーストラリアとニュージーランドにも輸出する予定。
中国販売は6割減、稼働率5割に低迷
日産の2025年の中国での販売台数は65万台で、2018年比で6割減少した。調査会社「マークラインズ」によると、中国にある日産の合弁会社工場の稼働率は5割程度に低迷しており、稼働率の向上が急務となっていた。
今後は電気自動車(EV)「N7」も中南米などに輸出していく方針という。