マイナビは2026年8月20日、「マイナビ 2028年卒 大学生キャリア意向調査7月<インターンシップ・キャリア形成活動>」を発表した。調査は2026年7月20日~7月31日、2028年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生1,120人を対象にインターネットアンケートで実施された。
7月のキャリア形成活動参加率は55.4%
2028年卒業予定の学生が7月にインターンシップなどのキャリア形成活動に参加した割合は55.4%となり、前月比13.4ポイントと大幅に増加した。
内訳は、「インターンシップ(実務体験を含む5日間以上のプログラム)」が12.8%(前年同月比5.9ポイント増)、「仕事体験(就業体験ができる短期間プログラム)」が26.4%(前年同月比横ばい)、「オープン・カンパニー&キャリア教育等(主に企業、仕事理解のためのプログラム)」が35.9%(前月比14.2ポイント減)となった。
タイパ意識する学生は77.0%、AI活用が上位に
キャリア形成活動におけるタイムパフォーマンスについて、「意識している(「非常に意識している」+「やや意識している」の合計)」と回答した学生は77.0%に上った。学業やアルバイトと両立しながら、限られた時間で効率的に情報収集や企業研究を進めようとする学生が多いことが分かる。
実際にタイムパフォーマンスを高めるために行っていることでは、「AIを活用してES(エントリーシート)やガクチカを作成した」が42.9%で最も多く、次いで「1日で複数社の話を聞けるイベントに参加した」が37.0%、「AIを活用して企業研究や業界研究を行った」が34.1%となった。AI活用に関する項目が上位に挙がっており、学生が効率的に情報収集や書類作成を進める手段としてAIを取り入れている様子がうかがえる。4年生の就職活動だけでなく、3年生のキャリア形成活動でもAI活用が広がり、企業研究やES作成を効率的に進めるための身近なツールになりつつある。
有償インターン参加意向は91.8%も、参加決定は12.4%
交通費や昼食代以外の給与が支払われる有償インターンシップへの参加意向を聞いたところ、「参加したい(「ぜひ参加したい」+「できれば参加したい」の合計)」は91.8%となった。
一方、実際の応募状況では、「応募したことはない」が70.3%を占めた。参加意向は91.8%の学生が前向きだったものの、「応募し参加が決まっている」学生は12.4%にとどまった。有償インターンシッププログラムを実施している企業は3.8%にとどまることから、学生側の高い需要に対して企業の実施割合が高くないことが背景として考えられる。
有償インターンシップに期待していることでは、「報酬をもらうことで、より責任感をもって取り組める」が41.0%で最も多く、次いで「アルバイト収入の代わりになる」が38.8%、「無償インターンシップよりも実践的な経験ができる」が30.4%となった。金銭的なメリットだけでなく、有償であることによって責任感を持って業務に取り組める点や、実践的な経験を得られる点にも魅力を感じていることがうかがえる。



