無印良品を展開する良品計画と、家具大手のニトリホールディングス。両社は異業種に見えるが、実は一部のジャンルで競合関係にある。その明暗は時価総額にも如実に表れている。
時価総額で逆転、2兆円の差
ニトリホールディングスの時価総額は一時2.5兆円を超えていたが、現在は1.3兆円台まで縮小した。一方、良品計画の時価総額は2025年6月にニトリホールディングスを上回り、現在は2兆円前後まで拡大している。
良品計画は、コロナ禍の影響を受けた2020年8月期以外は増収が続いている。売上高は2025年8月期に7800億円を突破し、今期は8870億円を見込む。中国を中心とする海外事業も好調だ。
ニトリの苦戦と非家具分野への注力
一方、ニトリホールディングスは近年苦戦している。2026年3月期の業績は、4期ぶりに増益となったものの厳しい状況だ。進出先の中国では競争が激しくなっている。
ニトリは家具需要が減少する中、生活雑貨などの「非家具」分野を強化してきた。しかし、無印良品のブランド力を前に苦戦しているようだ。無印良品も家具を取り扱っており、商品領域が重なっている。
「安さ」で支持されたニトリの今後
ニトリは非家具分野で家具市場の縮小を乗り越えたいところだが、無印良品のブランド力を前に苦戦しているようだ。ニトリの成長が頭打ちになっている。近年は家電などにも進出したが、なかなか大きな成果につながらず、直近の業績も芳しくない。
今後、再び右肩上がりになるために必要なものは何だろうか。



