M&A仲介の成功報酬が、想定の3倍に達するケースがあることが分かった。レーマン方式と呼ばれる報酬体系の仕組みと、仲介業界の中立・公平の限界が問われている。
表明保証違反の指摘に創業者困惑
4月3日の金曜日、横浜市のホテルラウンジ。日本M&Aセンターの若い仲介担当者が、注文したビールを口にしながら切り出した。「今日はちょっと、飲まずには言えないことがあります」
約4カ月前に会社を手放した創業者(60)が打ち明けられたのは、株式譲渡契約にもとづく「表明保証違反」に問われそうだという話だった。
表明保証違反とは何か
表明保証違反とは、契約の際に保証した内容に虚偽や漏れなどがある契約違反を指す。だが、指摘された内容は、創業者にとっては以前から担当者に伝えてきた内容だった。いったい誰の味方なのかと思わずにいられなかった。
日本M&Aセンターでは、買い手側の立場に立った仲介が行われることがあり、創業者から見れば不公平に映る場面も少なくない。成功報酬の明細書には、想定外の金額が記載されていたという。
仲介業界の課題と今後の対策
M&Aトラブルを防ぐために講じてきた国や業界団体の対策は十分なのでしょうか。経営者保証の未解除や表明保証違反、わかりにくい成功報酬など、仲介業界の課題を探ります。
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