田辺市の南方熊楠顕彰館で、博物学者・南方熊楠(1867~1941年)が天文学を学んだ足跡をたどる企画展が開かれている。21日まで。
「東洋の星座」の直筆草稿など37点を展示
熊楠は粘菌や民俗学の研究で知られる。著名な科学雑誌「ネイチャー」に50本以上の論文が掲載されたが、初めての寄稿は26歳の時に発表した、古代の中国とインドの星座を紹介する論文「東洋の星座」だった。
企画展では「東洋の星座」の直筆草稿をはじめ、1893年に実際に掲載されたネイチャーや、熊楠が子ども時代に天文学を学んだ百科事典「和漢三才図会」などを含む資料37点を展示。直筆の草稿では、熊楠が点と点を線でつないで表現した星座の図も確認できる。
小型プラネタリウムで中国の星座を観賞
また展示室には、古代中国の星座を映し出す小型プラネタリウムも設置。「青龍」「朱雀」といった伝説の霊獣などを表現した星座が解説付きで観賞できる。
入館無料。開館は午前10時~午後5時(入館は4時半まで)。月曜と15、16日は休館(21日は開館)。問い合わせは同館(0739・26・9909)。



