長期金利の上昇を背景に、生命保険各社が予定利率を相次いで引き上げている。保険料の引き下げに直結する取り組みで、契約者の獲得競走が激しさを増している。
各社の引き上げ状況
住友生命保険は7月、契約時に保険料をまとめて支払う「一時払い終身保険」の予定利率を0.5%引き上げ、業界最高水準の2.25%とした。契約時に60歳の男性が保険金1000万円を受け取る契約なら、保険料は約9%安くなる。
明治安田生命保険は8月、保険料を毎月納める平準払いの積み立て保険の予定利率を0.2%上げて1.6%とした。日本生命保険も昨年9月、平準払い終身保険などの予定利率を約40年ぶりに引き上げた。
背景には金利上昇と株高
各社が予定利率の引き上げに踏み切る背景には、2022年頃から市中金利が上昇し、株高で運用益を確保しやすくなったことがある。長期金利が低迷した10年代は、予定利率も歴史的な低水準に落ち込んでいた。



