大手スーパーのライフコーポレーションは9日、北陸を中心に食品スーパーを展開するアルビス(富山県射水市)の買収に向け、同社の株式公開買い付け(TOB)を始めた。ライフが同業を買収するのは初めてで、成立すれば近畿、首都圏以外へ初進出となる。
TOBの概要とスケジュール
TOBは11月10日まで実施する。1株あたりの買い付け価格は3780円。最大で263億円を投じアルビスの株式の83.38%を取得する。残り16.62%は筆頭株主の三菱商事が引き続き持つ。
アルビスはTOBへの賛同を表明し、株主には応募を推奨している。成立後は、アルビス株は東京証券取引所プライム市場から上場廃止になる見通し。
両社の店舗規模と戦略
ライフは近畿と首都圏で計323店舗(9日時点)を展開する。一方、アルビスは富山と石川、福井、岐阜、愛知の5県に計68店舗を構える。
ライフは他社スーパーやドラッグストアとの競争が激化する中、出店拡大により、プライベートブランドの販路拡大や業務の効率化を進める。レジなどシステムの共通化も視野に入れる。アルビスの店舗名は維持する予定という。
ライフ広報担当者のコメント
ライフの広報担当者は「両社が持つ商品の効率化や共同仕入れなどで、スケールメリット(規模拡大効果)を生かすことができる。買収によって売り上げ規模や店舗拡大が図れ、シナジー(相乗効果)を生み出せると判断した」と説明した。



