呼気からアルコールを検出すると車のエンジンがかからなくなる「アルコール・インターロック」の販売に、損害保険大手の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損保が参入する。損保業界は近年、事故後の早期対応だけでなくリスクの軽減にも力を入れ始めている。2社は飲酒運転が絡む事故を減らし、自動車保険の保険金の支出を削減する狙いだ。
装置の仕組みと期待される効果
アルコール・インターロックは運転席に取り付ける装置。ドライバーはエンジンの作動前にまず手持ちのアルコール検知器についているストローのような器具で息を吹き込む。基準を超えるアルコール濃度を検出すると、エンジンが作動しなくなる仕組みだ。
飲酒運転による死亡事故は後を絶たない。アルコール・インターロックで物理的に車を運転できなくすれば、事故の抑止につながると期待されている。政府もトラックやバス、タクシーへの装置導入に補助金を出し、後押ししている。2023年には「白ナンバー」の車を社内の物流や営業などで使う事業者で、アルコール検査の義務化が始まった。
認知度の低さが課題
だが、認知度は低い。09年…