日本銀行が17日に公表した2026年4~6月期の資金循環統計(速報)によると、6月末時点の家計の金融資産は前年同月末比11%増の2519兆円となり、過去最大を更新した。株高を背景に株式や投資信託の残高が膨らんだ。
株式と投信が過去最大に
資産別では「株式等」が47%増の486兆円、「投資信託」が36.8%増の193兆円となり、いずれも過去最大だった。日経平均株価が史上初の7万円台をつけるなど上昇したほか、円安が米国株など海外資産を対象とする投資信託の評価益を膨らませた。
金利上昇で利率が上がった個人向け国債や社債の保有も増え、「債務証券」は15.5%増の38兆円だった。一方、貯蓄を投資に回す動きが進み、「現金・預金」は0.5%増の1132兆円で、構成比も44.9%とこれまでで最も小さくなった。
負債も住宅ローン増で過去最大
住宅ローンの借入額が増加したことで、家計の負債も同0.4%増の416兆円となり、過去最大だった。
日銀が保有する国債残高(国庫短期証券を除く)は時価ベースで470兆円となり、2026年3月末の485兆円からさらに減少した。国債の買い入れ額を減らしているためで、全体の発行残高に占める保有割合は1.18ポイント低下して46.7%となった。一方、海外の保有割合は7.94%で過去最大になった。



