10日のニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が、一時5月以来となる1バレル=100ドル台をつけた。米国とイランの対立がさらに長期化するとの見方から上昇が続いている。
トランプ氏、戦闘終結は中間選挙後との見通し
米国のトランプ大統領は9日、記者団に対し、イランとの戦闘の終結が11月の中間選挙後になるとの見通しを示した。ウォールストリート・ジャーナルも同日、トランプ氏の側近が、トランプ氏にイランとの戦闘が2029年1月の任期満了まで続く可能性があると伝えたと報じた。
ホルムズ海峡封鎖で供給懸念が高まる
WTI原油の先物価格は、2月末の戦闘開始後、エネルギー輸送の要衝「ホルムズ海峡」の事実上の封鎖を受け、供給への懸念の高まりから上昇した。2月末時点では1バレル=67ドル台だったが、3月には一時119ドル台をつけた。
覚書後の下落から再び上昇へ
6月に米国とイランが戦闘終結に向けた覚書を結んだことで、7月初めにかけて戦闘前の水準まで下落したが、その後攻撃の再開などで、徐々に上昇していた。再び100ドルの大台に乗せた。



