わずか3秒!伯方塩業CMソング「は・か・た・の・しお」がカラオケで異例の大ヒット
わずか3秒!伯方塩業CMソング、カラオケで異例の1位

伯方塩業(松山市)のCMソング「は・か・た・の・しお」が、通信カラオケ「JOYSOUND」で週間、デイリーともに総合ランキング1位を獲得した。同社は「まさかこんなに歌われるとは。曲を通して多くの人に『ご塩(縁)』が広がり、うれしい」と喜んでいる。

異例の1位獲得

1位となったのは、7月直近の4週連続と、7日を除いた1~29日の28日間。メジャー曲やアニメ主題歌などを抑えてトップに輝いた。JOYSOUNDの運営会社エクシング(東京)によると、詳しい数字は非公表としながらも、44万以上ある配信曲の中で1位となるには1日当たり数万人のユーザーにリクエストされる必要があるという。同社は「1992年のサービス開始以来これだけ短い曲がトップになったことはない。歴史的快挙だ」と驚く。

約40年変わらぬCMソング

CMソングは、わずか6文字で構成され、時間は3秒程度。「VC-3000のど飴」などで知られる作曲家の浦田博信さんが手掛け、大阪音楽大学名誉教授の塩谷信広さんが力強く歌い上げる。1987年にテレビCMで使われて以降、約40年間変わらない定番の曲だ。

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「サウンドロゴカラオケアワード」がきっかけ

配信が始まったのは昨年12月。企業や商品のCMなどで使われる「サウンドロゴ」を集めた企画「サウンドロゴカラオケAWARD」がきっかけだった。米菓メーカー亀田製菓(新潟市)の「♪かめだのあられ、おせんべい」やゲーム大手SEGA(東京)の「♪セーガー」などとともに21社の曲がエントリーされた。

当初は5000位以下の圏外。参加企業の社員によるプレゼンテーションやサウンドロゴに込めた思いなどを競うアワードでは、最優秀の大賞は元より特別賞にも選ばれなかった。伯方塩業プロモーション部の井上純平部長は「会場の雰囲気にのまれて緊張しすぎたのが敗因。音を外して平均点にすら届かなかった」と苦笑いする。

その後、テレビ番組で企画が取り上げられ、徐々に順位が上昇。他のサウンドロゴが3000~1万位となる中、4月には週間ランキングでトップ100に、6月にはトップ10入りを果たした。

高難易度が人気の秘訣

エクシングの分析では、男女や世代の偏りがなく幅広い層からリクエストされているのが特徴という。特にグループでの利用者から人気が高く、「キャッチーでインパクトのある曲。みんなで楽しく盛り上がれるのが受けているのでは」とする。

もう一つの要因が難しさだ。「は・か・た・の・しお」の平均点は63.187、最高得点は79.582(6月現在)。一般的な曲では平均85点程度で、最高点は100点も珍しくない中、難易度の高さが際立つ。なかなか高得点が出せない悔しさから多くの人が何度も歌ったとみられている。短い曲なので「ビブラート」や「しゃくり」といったテクニックでは点数は伸ばせず、こつは「一瞬の瞬発力」と「正確な音程で歌い上げる安定性」という。

雪辱を期す次回アワード

今年12月には第2回のアワードが予定されている。井上部長は「多くの人に愛されているというのが分かった。次こそはグランプリを取らないといけない」と雪辱を期している。

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