スポーツアパレルメーカーのゴールドウインが、自社ブランドの店舗数を国内外で拡大している。7月末には心斎橋パルコに大阪府内で初めて出店した。国内では訪日観光客(インバウンド)が多く訪れる場所に店を構え、高価格帯の「プレミアムスポーツブランド」として、富裕層への認知度強化を図る。
スキーウェアからリブランディング
ゴールドウインは1950年、富山県小矢部市で創業。58年に生産を開始した「ゴールドウイン」ブランドでは、セーターなどのスキーウェアが人気を博した。スキー人口の減少などに伴い、アパレルやバッグなども取り扱うブランドとして2018年にリブランディング。スポーツメーカーの技術をいかしたダウンジャケットやTシャツが売りだ。
直営店戦略と海外展開
元々はスポーツ用品店などへの卸が主だったが、店舗設計や接客などでよりブランド価値を訴求できる直営店での販売に軸を移した。国内の直営店は長らく東京の2店舗だけだったが、25年に京都市と札幌市に出店。今年は福岡市にも進出予定で、年内に計6店舗に増える見込みだ。
海外進出も強化しており、国際的な知名度向上を図る。29年3月期までの中期経営計画では、ゴールドウインブランドのグローバル展開強化を「最優先課題」と位置づけ、33年3月期に同ブランドでの売上高500億円を目標に掲げる(26年3月期は売上高65億円)。中国ではすでに11店舗を展開している。



