和食チェーン「GANKO(がんこ)」を創業した小嶋淳司(あつし)さんが死去したことを受け、関西の財界トップから故人をしのぶコメントが相次いだ。地元で誰もが知る名物チェーンを切り盛りしながら財界人として足跡を残したことや、大阪の「食」をリードした功績をたたえる声が聞かれた。
関西経済同友会の連名コメント
小嶋さんは2006年度と07年度、関西経済同友会代表幹事を務めた。関西同友会で現在の代表幹事を務める三笠裕司氏(日本生命保険副会長)と、長谷川一明氏(JR西日本会長)は連名でコメントを発表。「大企業が主流であった当会において、初の外食産業界出身の代表幹事であり、たたき上げの経営者が放つ熱は、同友会活動に新たな深みを与えた」と振り返った。
小嶋さんが代表幹事として、道州制の推進など大阪の「自立」に向けた枠組み作りを強く訴えたことも評価。現在の活気ある大阪の実現にも尽力したとして「このにぎわいの向こうには、小嶋さんの頑固なまでの大阪への思いがある」とした。
大阪商工会議所会頭の評価
一方、大阪商工会議所副会頭も歴任した小島さんに対し、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭(サントリーホールディングス副会長)もコメントを出した。小嶋さんについて「GANKOを創業され、一代で育て上げられた立志伝中の企業家である」と評し、「外食産業の振興に並々ならぬ情熱を注がれ、ひいては大阪経済の発展に大きく貢献された」と述べた。
さらに、大商副会頭として料理コンテストの企画などを通じて、「大阪の食のブランド向上や、食関連産業の盛り上げに尽力された」と称賛した。



