神奈川県鎌倉市にある栄光学園中学高等学校は7月9日、部活動に所属する代表生徒を対象とした救命講習を実施した。講師として消防署員を招き、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用方法、止血法について実践的な指導が行われた。
実践的な救命技術を習得
講習では、消防署員が心肺蘇生の手順をデモンストレーションし、生徒たちは人形を使って胸骨圧迫や人工呼吸の練習を行った。また、AEDの電極パッドの貼り方や音声ガイドに従った操作手順も学び、緊急時に迅速に対応できるよう訓練した。
生徒たちは真剣な表情で取り組み、「いざという時に行動できる力」の重要性を実感したという。参加した生徒の一人は「実際に体験することで、落ち着いて行動する難しさを感じたが、繰り返し練習することで自信がついた」と話した。
学校の安全対策の一環
栄光学園では、部活動中に万が一の事故が発生した場合に備え、生徒自身が初期対応できる体制を整えることが目的だ。学校関係者は「部活動は熱中症や突然の体調不良などのリスクがある。生徒が正しい知識を持ち、迅速に行動できることが重要」と説明する。
今回の講習は、部活動の代表生徒約30人が参加。今後は他の生徒にも拡大し、全校的な救命スキルの向上を目指すという。消防署からは「学校での定期的な訓練が、地域全体の救命率向上につながる」と期待の声が寄せられた。
今後の展開
栄光学園は、今回の講習をきっかけに、年間を通じた救命教育のプログラムを検討している。具体的には、新入生向けの導入講習や、教職員向けの上級講習の実施も視野に入れている。
詳細は、学校の公式ウェブサイトや広報資料で確認できる。



