禅僧が説く「負の感情」から身を守る仏教の鉄則とは
禅僧が説く負の感情から身を守る仏教の鉄則

精神科医であり禅僧でもある川野泰周氏(林香寺住職)は、負の感情に苦しむ多くの患者と向き合う一方、禅の修行を通じて心を穏やかに保つ知恵を培ってきた。同氏は、期待や不安が「負の感情」を生み出すと指摘し、その対処法について語っている。

「足るを知る」ことが上機嫌への近道

川野氏によれば、心理学ではすべてのネガティブな感情は自己防衛のために必要なものと考える。「恐れ」は危険を遠ざけ、「焦り」は危機感で自分を駆り立て、「悲しみ」は同じ過ちを繰り返さないための備えとなる。しかし、問題はこれらの感情に囚われてしまうことだ。不安や後悔に固執すると、感情が加速し実際の出来事以上の苦しみを生む。

「きっとうまくいく」と同じくらい「心配」を持つ

川野氏は、執着を「手放そう」とすればするほど、かえって囚われると説く。大切なのは、物事を善悪で判断せず、過去への執着をマインドフルネスで解放することだ。また、人と比べて勝っていても、それはかりそめの安心感に過ぎないと警告する。

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すぐにイライラするのはスマホで情報過多のせい

現代社会では、スマートフォンによる情報過多がイライラの原因となっている。川野氏は、情報を適度に制限し、心の余裕を持つことの重要性を強調する。

なお、本記事の続きはプレジデントオンラインの有料会員限定で読むことができる。川野泰周氏は1980年横浜市生まれ。2005年慶應義塾大学医学部医学科卒業後、精神科医として研鑽を積み、禅修行を経て2014年に臨済宗建長寺派林香寺住職に就任。現在は石川町ひだまりクリニック院長も務め、禅とマインドフルネスを取り入れた心理療法に取り組んでいる。

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