大同メタル工業は、データセンター(DC)向けの発電機用エンジンに使う軸受けの生産能力を増強する。約40億円を投じてメキシコの生産拠点を拡張し、DC向けの生産能力を現状の1.5倍に引き上げる。
新工場の建設と生産計画
メキシコ中部ハリスコ州の工場敷地内に、建屋面積1万4000平方メートルの新工場を建設する。今秋に着工し、2028年の生産開始を予定している。DC向け軸受けの生産拠点としては、日本、英国に続く3か所目となる。
需要の高まりと米国対応
DCは電力不足や停電に備えて発電機があり、そのエンジンに使う軸受けを提供する。生成AI(人工知能)の急速な普及でDCの建設が相次いでおり、発電機用エンジンの需要が高まっている。北米のディーゼルエンジンメーカーとの生産委託契約も締結し、DC設置数が多い米国への対応を強化する。
事業の成長と今後の方針
大同メタルは、自動車エンジン用軸受けが主力事業だが、船舶やDC向けの需要が旺盛で、売上高に占める自動車向け以外の割合が伸長している。判治誠吾会長は「(DCなどの)成長領域に対しての投資を進め、売上高の成長や収益性を改善していく」と語った。



