RIZAPのコンビニジム「チョコザップ」国内2000店舗突破 田んぼの中や高速SAなどユニーク拠点を紹介
RIZAPのチョコザップ国内2000店舗突破 田んぼや高速SAなどユニーク拠点

RIZAPは7月24日、コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」が2026年7月17日時点で国内2,000店舗を突破したと発表した。これを記念し、田んぼの中や高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、空港、ホテル、企業内など、全国各地に展開する特徴的なロケーション店舗を紹介している。

急拡大の背景と独自の店舗開発スキーム

chocoZAPは2022年7月のブランド開始以来、店舗数を急速に拡大してきた。同社はその背景について、全国各地に気軽に運動できる場所を整備し、日常のスキマ時間を健康的な習慣へと変えることで、社会インフラとして多くの人々の健康を支えることを目指しているためとしている。

出店拡大を支えているのは、「直調達(直輸入)」「直接分離発注」「職人の直接雇用」の3つの「直」を軸とした独自の店舗開発スキーム「ネットワーク型SPAモデル」である。この仕組みを活用することで、短期間での大量出店を実現してきた。また、2026年1月にはRIZAP建設を発足し、グループ内にとどまらず出店支援サービスとして展開していく方針を示している。

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田んぼの中の一店舗

特徴的な店舗の一例として挙げられたのが、三重県木曽岬町の「chocoZAP木曽岬店」だ。同店は木曽岬町との包括連携協定に基づく官民連携コンビニジムとして2024年7月に開業した。店舗周辺には田んぼや畑が広がり、夜間には店舗の照明が地域のランドマークのような存在になっているという。

chocoZAPは当初、人口密度5,000人以上/平方キロメートルを出店基準として想定していたが、その後は全国からの出店ニーズを受け、人口密度が1平方キロメートル当たり50人を下回る地域にも出店している。都市部に限らず日本各地に健康づくりの場を提供することが社会インフラとしての役割につながるとしている。

高速道路SA・PAや空港への進出

交通の結節点への出店も進んでいる。高速道路では、「chocoZAP足柄SA(下り)店」と「chocoZAP日本平PA(上り)店」を展開しており、中日本高速道路、中日本エクシス、RIZAPグループ、RIZAPの4社による事業連携協定に基づいて出店された。また、「chocoZAP阿蘇くまもと空港店」では、搭乗前後や送迎の待ち時間などに利用できる環境を提供している。これらの店舗には都度払いシステムを導入しており、会員以外でもスマートフォンから利用が可能。移動中のスキマ時間を健康づくりの時間へと変える取り組みとして展開している。

ホテル内店舗や企業内店舗も拡大

ホテル内店舗の事例としては、長野県の「chocoZAPホテル信濃路店」を紹介。同店舗は旅行や出張の滞在先をより快適にする取り組みとして開設され、宿泊客は滞在期間中無料で利用できることが特徴だ。館内にコインランドリーがなかったことから、宿泊客向けに提供するランドリーサービスが好評を得ているほか、カラオケやマッサージチェアも備え、旅や出張の空き時間を楽しめるエンターテインメント・リフレッシュ空間としても機能している。公立学校共済組合長野支部の組合員は法人価格で利用でき、一般会員も利用可能であることから、法人会員や地域住民の健康増進拠点としての役割も担っている。

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また、一般会員が利用できない「企業内chocoZAP」も拡大している。「chocoZAP湘南アイパーク店」はライフサイエンス研究施設である湘南アイパーク内に設置されており、施設利用者からは職場でゴルフを楽しめることや、昼休憩時の運動が仕事によい影響を与えているといった声が寄せられている。「chocoZAP クボタ グローバル技術研究所店」は従業員の健康増進とコミュニケーション活性化を目的に開設された。フレイル予備軍の対策や健康維持・増進を支援するとともに、部署や年次を超えた交流を促進する場として活用されている。従業員の要望を反映して設置した卓球台も、運動機会とコミュニケーション創出の場になっている。「chocoZAP札幌トヨタ店」は本社ビル1階のショールームに併設されており、従業員が生き生きと働ける環境づくりの一環として導入された。休憩時間や業務の合間などに利用されている。さらに、2026年1月には「chocoZAP損保ジャパン本社ビル店」がオープンした。SOMPOホールディングスとRIZAPグループの資本業務提携に基づく取り組みで、SOMPOグループ社員約1万人を対象に、運動習慣の効果に関する科学的検証も進められている。運動によるプレゼンティーイズム改善を通じ、新たな健康経営モデルの確立を目指している。

1号店は複数存在

RIZAPは、「chocoZAPの1号店はどこか」という質問についても紹介した。現在のchocoZAPが誕生する前には、「FIT PLAZA24」「FIT PARK24」「ZAPAN」などのブランド名で計47店舗のテスト展開を実施しており、サービスや価格設定の検証を重ねた結果、2022年7月に現在のブランドへ発展した経緯がある。そのため、実質的には47店舗がルーツとなる一方、「chocoZAP」の看板を掲げて最初にオープンした店舗は、2022年7月7日に同日開業した「chocoZAP大久保店」と「chocoZAP竹ノ塚店」の2店舗としている。また、店舗管理システム上の店舗番号1番は「chocoZAP南阿佐ヶ谷店」だという。

同社は、国内2,000店舗達成はゴールではなく、すべての人が健康を目指せる社会づくりに向けた一つのステップだとしている。今後も、これまでフィットネス施設が少なかった地域を含めて店舗展開を進め、利便性向上と国内8,000店舗の実現を目指す方針だ。