自動車業界で、ソフトウェアなど次世代技術を担うエンジニア不足が深刻化している。開発の足かせになりかねず、各社が活路を求めるのが豊富な理工系人材を抱えるインドだ。人材獲得や研究開発拠点の整備が進んでいる。
展示会に集まる自動車部品会社
9月上旬、千葉市であった自動車産業の展示会。各社が最先端技術を披露する中、業界関係者が続々と訪れていたのがインド人材の採用を支援する「Zenken(ゼンケン)」のブースだ。
ゼンケンはインドの大学の理工系学生を日本企業に紹介している。近年需要が増えているのが自動車関連企業という。競争の軸がソフトウェアに移りつつある一方で、その担い手が不足しているためだ。
エンジニアの奪い合い
ある部品会社の幹部は「エンジニアは奪い合いだ。国内だけではまかないきれない」とこぼす。
経済産業省の推計では、自動…この記事は有料記事です。残り919文字。