青山商事が販売する「防虫メッシュアノラックプルオーバー」が、「着る虫よけ」として意外な人気を集めている。顔まで覆う独特なシルエットから不審者にも見えるが、実用性の高さが支持されている。
機能とデザインの詳細
生地は通気性の高いメッシュ素材と布帛素材を組み合わせ、布帛部分には強度を高めるリップストップ組織を採用。縫製も含め全体的にしっかり作り込まれている。前面には大きなカンガルーポケットを備え、収納物の重さを分散し耐久性にも配慮した設計だ。
最大の特徴は、蚊が嫌がる成分を生地に加工した点と、顔まで覆える設計。フードにはフェイスガードを内蔵し、首元の露出を抑える工夫が施されている。
実際の使用感
筆者が家庭菜園で約30分間着用したところ、顔を覆っても視界の悪さや息苦しさはなく、上半身が蚊に刺されることはなかった。蚊が気になる季節の屋外作業で心強い一着と感じた。
防蚊機能を最大限に発揮すると不審者感は否めないが、メッシュ部分は収納可能で、フードを下ろせば普段使いのアウターとしても違和感なく着用できる。
開発の背景
商品を企画した青山商事商品第一部副部長の宮園孝大さんによると、企画が動き始めたのは2025年9月ごろ。きっかけは「働く人を支える」という同社の商品開発の考え方を、仕事中だけでなく休日へも広げようとしたこと。近年の気候変動で蚊対策が必要な期間が長期化していることも重なり、防虫ウェアの開発がスタートした。
宮園さんは「当社では接触冷感やストレッチ性のあるビジネスウェアなど、仕事中を快適にする商品を展開してきた。オフの時間を快適に過ごすことも大切で、屋外でのリフレッシュ時間を快適にすることが働く人を支えることにつながると考えた」と話す。この商品の原点には、宮園さん自身の困りごともあったという。



