20日の東京株式市場で銀行株が全面高となった。三菱UFJフィナンシャル・グループは一時、前日比5%超上昇。りそなホールディングスも4%超の上昇を記録した。みずほフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループも買われ、東証銀行株指数は2%超上昇した。
日銀追加利上げ観測が追い風
背景には、日銀が早期に追加利上げに踏み切るとの観測がある。前日、日銀の田村直樹審議委員が講演で、経済・物価見通しが実現すれば、金融緩和の度合いを調整する必要があるとの認識を示した。この発言を受け、市場では年内の追加利上げ観測が強まった。
銀行は貸出金利と預金金利の差で収益を得るため、利上げは貸出金利の上昇を通じて収益拡大につながると期待される。また、長期金利の上昇も債券運用の改善につながるとみられている。
市場全体も堅調
銀行株の上昇は市場全体にも波及。日経平均株価は前日比200円超上昇し、3万9000円台を回復。TOPIXも上昇した。ただ、半導体関連株などは利益確定売りに押され、値下がり銘柄も目立った。



