愛知県は29日、最低賃金(時給)の引き上げについて、国が示した54円以上の引き上げを求める要請書を愛知地方最低賃金審議会と愛知労働局に提出した。
大村秀章知事は記者会見で「県民生活に目を向けると物価上昇が続き家計は厳しい状況」と述べ、引き上げの必要性を強調。また、春闘結果で昨年と同等の高水準の賃上げが実現していることを踏まえ、「この流れを地域全体に広げるには最低賃金の引き上げがとりわけ重要」と述べた。
中央最低賃金審議会の小委員会は28日、経済規模に応じた引き上げ額の目安を設定。愛知県はAランクに区分され、目安額は54円だった。この通りに引き上げられれば、愛知県の最低賃金は時給1194円となる。
中小企業への支援策
大村知事は中小企業の厳しい状況を踏まえ、取引の適正化や価格転嫁促進に向けた補助金制度などを通じて、企業が賃上げの原資を確保できるよう後押しする考えを示した。



