18日のニューヨーク外国為替市場で、対ドルの円相場が1円ほど急騰し、一時1ドル=156円台後半をつける場面があった。市場では、日本銀行が為替介入の前段階として金融機関に為替水準を照会する「レートチェック」を実施したとの見方も出ている。
日銀利上げ決定も情報発信乏しく円売り加速
日銀は18日の金融政策決定会合で1.25%への利上げを決めたが、今後の利上げペースに関する情報発信が乏しいとの受け止めが市場で広がった。政策委員2人が反対したこともあり、追加利上げのペースが鈍るとの見方から、円相場は一時1ドル=158円台まで下落。その後、短時間で156円台まで買い戻された。
介入警戒感強まるも「焼け石に水」との見方も
レートチェックは為替介入の準備段階で行われることがあり、市場では介入への警戒感が強まった。
もっとも、米国の金利が高止まりする一方で日銀の追加利上げ時期は見通しにくく、日米の金利差が縮まらないとの見方が円売り圧力となっている。英資産運用会社の運用担当者はレートチェックについて「正直なところ焼け石に水だ。為替介入や米国の支援があるといっても、それは無限ではないと市場参加者はわかっているから円売りを仕掛けている」と述べた。



