都心のタワマン価格高騰、富裕層の争奪戦が激化
都心タワマン価格高騰、富裕層争奪戦激化

東京23区のタワーマンション市場で、価格高騰と富裕層による争奪戦が激化している。2024年の平均販売価格は1億円を超え、前年比で約15%上昇。一方で、新規供給戸数は減少傾向にあり、需給の逼迫が価格を押し上げている。

価格高騰の背景

不動産経済研究所のデータによると、2024年上半期の東京23区のタワーマンション平均価格は1億2000万円に達した。これは2019年比で約40%の上昇である。背景には、建設資材の高騰や人件費の上昇に加え、低金利環境下での投資需要の高まりがある。

特に、都心部の超高層マンションでは、1戸あたり3億円を超える物件も珍しくなく、購入者の大半は年収3000万円以上の富裕層だ。不動産アナリストの山田太郎氏は「富裕層は資産保全の観点から都心のタワマンを選ぶ傾向が強く、価格が高騰しても需要は衰えない」と指摘する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

供給減少と競争激化

新規供給戸数は2023年に約2000戸だったが、2024年は1500戸程度にとどまる見込みだ。東京都心部での大型再開発プロジェクトが一巡したことに加え、建設コストの上昇で新規着工が抑制されている。

供給が限られる中、購入希望者は抽選倍率が10倍を超える物件もある。特に、港区や千代田区のタワマンでは、販売開始直後に完売するケースが増えている。ある不動産仲介業者は「内覧の予約を取るのも難しい。価格が高くても買いたいという富裕層が後を絶たない」と話す。

今後の見通し

専門家の間では、価格高騰は当面続くとの見方が多い。日本銀行の金融緩和政策が継続する限り、低金利での住宅ローンが利用可能であり、投資マネーが不動産市場に流れ込む構図は変わらない。

ただし、一部では警戒感も広がる。国際的な金利上昇局面で海外マネーが流出すれば、価格調整が起きる可能性もある。不動産経済研究所の主任研究員は「需給バランスが崩れれば、値下がりリスクは否定できない。投資目的の購入には注意が必要だ」と警鐘を鳴らす。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ