大阪府堺市の茶山台団地で、築55年の団地を大胆にリノベーションした「ニコイチ」住戸が注目を集めている。隣接する2戸の住戸をつなげて約90㎡の大空間に生まれ変わらせたこの試みに、入居希望者が殺到している。
「ニコイチ」の特徴
もとは45㎡前後の住戸を2つつなげ、壁を取り払って広いLDKを実現。扉を開けると、壁が取り払われた空間が目の前に広がる。茶山台団地で初期につくられたニコイチでは、バーチカルブラインドが設置されていた。
空間をゆるく分けるアイデア
「設計者さんのアイデアですね。壁で仕切るのではなく、ゆるく空間を分けています」と、公社のニコイチの担当者は話す。ブラインドを閉じるとリビングとダイニングが分かれ、映画を見たり、家族が別々の作業をしたり、見せたくないものを隠したりもできる。2戸分の広さがあるからこそ、使い方にも幅が出る。
団地の名残を生かした工夫
もとの住戸では壁側にキッチンが設置されていたが、現在はダイニングに向き合うようにつくられている。窓辺の明るいキッチンに立つと、室内も屋外も見渡すことができる。また、浴室だった空間は倉庫として活用されるなど、元の住戸の名残を生かした設計が随所に見られる。



