築55年団地の「ニコイチ」リノベ、90㎡の大空間が入居者殺到
築55年団地「ニコイチ」リノベ、90㎡大空間に殺到

大阪府住宅供給公社が手がける築55年の団地リノベーション「ニコイチ」が注目を集めている。2戸を横または縦につなげて90㎡の大空間を生み出し、入居者が殺到している。

「ニコイチ」の空間設計

壁を取り払った通路を抜けると、もう一方の住戸側に出る。玄関はそれぞれの住戸にあり、メイン玄関とサブ玄関のように想定されている。浴室だった場所は、空間をそのまま残して倉庫として使えるようにしていた。

以前のキッチンの壁にあったタイルはそのまま残り、浴室やトイレの扉なども使われている。模様入りのガラスが埋め込まれた建具や和室の鴨居など、もとの住戸の名残りがところどころに見える。

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昭和の名残を活かしたデザイン

2戸を横につなげることで、LDKを大きく取りながら、もう一方の住戸側には別の用途を持たせることができる。浴室だった場所を倉庫にし、以前のタイルや建具を残した空間には、もとの住戸をたどるような楽しさもある。

キッチンが置かれていた壁にはタイルが残されている。

多様な間取りのバリエーション

公社のニコイチは、同じ間取りを量産したわけではない。住戸ごとにテーマがあり、もとの間取りの残し方や空間のつなげ方も異なる。もう一方の住戸側には琉球畳の和室がある。右下に見えるのはサブ玄関の土間。

団地というと、似た住棟が立ち、同じような間取りの住戸が並んでいる印象が強い。ニコイチの場合、住戸によって間取りの残し方や空間の配置が異なり、住む人が暮らし方を工夫できる余地が大きい。

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