東洋経済『都市データパック』編集部は2026年6月15日、2026年度版「住みよさランキング」全国編の上位200都市を公開した。今回のランキングでは、愛知県長久手市が2年ぶりに首位を奪還。2位は東京都文京区、3位には愛知県長久手市がランクインした。
ランキングの対象と算出方法
ランキングの対象は、2026年6月時点の全国の市と特別区(東京23区)で、千代田区、中央区、港区を除く812市区。算出には「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点から20のデータを用いている。
各指標について平均値を50とする偏差値を算出し、全指標の偏差値を平均したものを総合評価としている。特異数値による影響を避けるため、各指標の最高を70、最低を30に調整。財政力指数と人口当たり法人市民税は特別区を除外して算出している。
4つの視点と20の指標
安心度(6指標)
- 人口当たり病院・一般診療所病床数(2024年10月)
- 老年人口当たり介護保険施設定員数(2024年10月)
- 20~49歳女性人口当たり0~19歳人口(2025年1月)
- 子ども医療費助成(対象年齢・所得制限の有無)(2026年4月)
- 人口当たり刑法犯認知件数(2024年)
- 人口当たり交通事故件数(2024年)
利便度(4指標)
- 人口当たり小売販売額(2020年)
- 人口当たり大規模小売店店舗面積(2025年)
- 可住地面積当たり飲食料品小売事業所数(2021年6月)
- 人口当たり飲食店数(2021年6月)
快適度(5指標)
- 転出入人口比率(2024年)
- 水道料金(2026年4月)
- 汚水処理人口普及率(2025年3月)
- 気候(月平均最高・最低気温、日照時間、最深積雪)(1991~2020年)
- 都市計画区域人口当たり都市公園面積(2025年3月)
富裕度(5指標)
- 財政力指数(2024年度)
- 人口当たり法人市民税(2024年度)
- 納税義務者1人当たり所得(2024年)
- 世帯人員1人当たり延べ床面積(2023年10月)
- 住宅地平均地価(2025年7月)
2026年版の指標見直し
2026年版では、指標の見直しが行われている。「20~49歳女性人口当たり0~19歳人口」では、不妊治療の保険適用などによる40代での出産増加を踏まえ対象年齢を拡大。また、子どもの「産みやすさ」に加え「育てやすさ」も評価するため、子どもの対象を19歳までとした。
「世帯人員1人当たり延べ床面積」は、従来の「持家の1住宅あたりの延べ床面積」から、持ち家・借家を問わず世帯人員1人当たりの延べ床面積に変更。少人数世帯の増加を考慮し、資産の大きさではなく個人の実感に近い住居のゆとりに焦点を当てた。
「住みよさランキング」は1993年から毎年公表されており、住みよさを表す各指標の偏差値を平均した総合評価で順位付けしている。



